今は昔の四谷怪談

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    このブログをご覧の皆様

    ご無沙汰しております

     

    福家正洋でございます。

     

    私、一身上の都合からなかなかマエカブの活動にも参加できず

    指を咥えて舞台の仲間を見送る今日この頃でございました。

    「このままでは忘れられてしまう…!」

    そんな焦りに身を焦がしていた私に某SNSから一本の通知

     

    「思い出をシェアしましょう!」

    そんな言葉とともに表示されたこちらの写真。

    今から二年前、私たちの心のふるさと

    ヨコクラうどんにて行った

    「黒猫/四谷怪談」の公演の合間に撮った写真です。

     

    次々にフラッシュバックする公演の記憶。

    そこで私思いました。

     

    そういえば、公演直後の振り返りはよくするけれど

    思い出となった過去公演の振り返りはなかなかないかも…

     

    まさに天啓、いやフェイスブック啓。

    実はこの四谷怪談に限らず、公演にはいろいろな裏話があったりします。

    公演直後に披露している話もあるかと思いますが、ちょっと振り返ってみようかな、

    と思ったわけです。

    ________________________________________________________________________________________________________________________________________________

    さてさて、この四谷怪談。

    もともと、曰くたっぷりな作品だったりしますね。

    有名な話ですが、この四谷怪談を公演等行うときは

    必ず東京・四谷にある「お岩稲荷」に参拝するのが通例です。

    参拝を怠ると「霊現象」や「よくない事」が起きるそうで。

    四谷怪談を行うことになった折は

    たまたま所用で東京に用事のあったまめさんが参拝に詣でてくれました。

    結果的にこれ、本当によかったと思います。

     

    多発しました

     

    霊現象が。

    以下ちょっと列挙してみましょう。(苦手な方はブラウザバック!)

     

    ・朗読中の私の左斜め後ろ下から女性が覗き込んでくる。

    ・舞台の空き空間に人間大のもやのような、影のような塊の目撃情報。(複数)

    ・会場の天井の梁に腰掛ける子どもの目撃情報。

    ・音響のエル君が本番中、ずっとなにかに顔を引っ張られる。

    ・お客さんから「久しぶりにこんなに集まったのを見ました」と感想を頂く。

    ・お客さんから「帰っていると突然涙が溢れ出した」と報告を頂く。

     

    ほかにも大なり小なりあったりしたんですけどね。

    二年たった今でも、本番直後のエル君が

    「ちょっと外歩いてきてもいいですか…」

    と言ったあの青ざめた顔を忘れられません。

     

    基本霊感の無い私ですが、公演中何度か空気の変わる瞬間があって

    本番直前、「呼ぶ位の気持ちで臨もう!」と言った物の

    途中からは「こんなに!?」という気持ちになりました。

     

    ただ、まぁ明確に分かるわけではないんですけど

    「悪意」みたいなのは感じませんでした。

    なんとなく、ですけれど

    「なんか俺らの事やってるで!」みたいな感じで見に来たんじゃないかな

    と思っています。

    そしてもしそうなら、それは大成功だったんじゃないかと。

     

    そんな雰囲気たっぷりな公演。

    その裏側では、こんなことやってました。

    のりかね君のあふれ出るインストラクター感は何なんでしょうか?

     

    そんなこんなでですね、四谷怪談の振り返りを終えたいと思います。

    ちょっとまとまりが無くなってしまいましたけれど…

     

    個人的には、こんな振り返りを随所でやっていきたいと思ったり。

    演劇のいいところで悪いところなんですけど、
    本番見て思った疑問点(演出についてだったり、美術についてだったり、小道具の素材についてだったり)
    は、なかなか解消されないなと思ったりすることがあります。
    アンケートいただいた中に「これはこうなんですか?」みたいな疑問を拝見するたび、答える場があったりしたらいいな
    と思ったりします。
    もしも、万が一
    そういうことがあればお気軽にコメントとか下さいね。
    ではでは、またお会いしましょう!

    マエカブ、島根に行くってよ。

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      9月カブフェス、10月演劇大学(代表が実行委員長なので)と来て、11月のマエカブは…島根県へ行ってまいります!!!

       

      どもー、島根へ行くのは生まれて初めてDocomo80の遠藤みかです。


      実は私、西日本で唯一立ち寄ったことのない県が「島根」と「沖縄」でして、そのうちの1県にこのたび訪れることとなりました。わくわくだね。

       

      いやいや、遊びにいく訳ではないですよ。公演です、公演。温泉あるかなとか、酒は呑めるのか、カニはあるのかと気になるところは多々ありますが、第一目的は「公演」です! 雲の劇団雨蛙さんが2013年から開催している「雲劇祭」という演劇祭に参加させていただくのです。

      そうそう。島根県と言えば、2016年に行ったシークレット公演(ヨコクラうどんさん)やカブフェス2016にも出演・参加してくださった、劇団ハタチ族の西藤将人さんも島根県の方ですね。

       

      この「雲劇祭」、出雲国際交流会館という建物の中のいろんな部屋に分かれて芝居をする…ということで、カブフェスみたいな感じなのかな、と想像しています。建物の写真を拝見しましたが、すっごく素敵な建物なんです。それだけでもわくわくが止まらない!

       

      えー、私たちマエカブが出演するのは、11月4日(土)11:30/16:30。トレーニングルームという部屋で上演します。
      代表の岡田が作・演出の「金色の浮舟」という新作で、宮本はるか、藤井みなと共に行う3人芝居です。あと音響で橋本琢真も参加。橋本さん、音響をやるのは初めてだそうです。おお、なんだかはじめてづくしの公演ですね…!

       

      今年で5年目を迎えるという雲劇祭。いろんな劇団さんが参加されますが、マエカブ的になじみ深いところでは、先に紹介した劇団ハタチ族の西藤将人さん、シャカ力さん(高知県)、楽一楽座さん(徳島県)なんかも参加されるんだとか。

       

      演劇祭の詳細は▼コチラでご確認くださいませ。
      https://kumogekiamagaeru.wixsite.com/kumogekifes

       

      それではそれでは、朝から夜まで演劇漬けの1日。島根公演楽しんできます♪


      3年目のー、演劇大学ー。

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        3年目も無事終了いたしました。「演劇大学inさかいで」!

         

        ご参加いただきました皆様、ありがとうございました、お疲れ様でした。
        今年も実行委員をやりながら講座を受けさせていただきました、遠藤みかです。

         

        演劇大学は3年区切りなので、これで坂出市での演劇大学は一応終了です。

         

        一応、というのは、形は変わっても続けていきたいね。という話がない訳でもないからです。

         

        例えば今回の戯曲コースで書いた作品を元に芝居を作ってみるとか、それを俳優コースが演じてみたり、狂言も加えてみたり。ダンスがあったり、朗読があったりとか。まだ具体的な形となっている訳ではありませんが、せっかく3年間やってきたんだから、これからも何か出来ればいいなぁ、なんて思っています。


        さてさて、それでは私が今年、どんな講座を受けてきたかということを少し語らせていただきましょう。

         

        私がメインで受けていた講座は「3日間で俳優として一皮むけよう!(講師:土田英生先生)」です。


        他にもスタッフとして担当していた「演出って何?演出家の視点を学ぶ(講師:和田喜夫先生、平塚直隆先生)」「菊池寛の戯曲を朗読(講師:和田喜夫先生、明樹由佳先生)」。そして飛び込みで「テラヤマの戯曲を朗読(講師:流山児祥先生)」も受講していました。数で言うと4つか。これ以上ないほどフルタイム受講をしてみました。

         

        そもそも私が今年「3日間で俳優として一皮むけよう!」を受講した理由は、1年目の時に少し見学していた土田さんの講座がめっちゃ面白くて分かりやすくて、機会があれば私も受講してみたいなぁと狙っていたから。それが3年目にしてようやく実現! という訳です。

         

        受講生は私を入れて12名。

         

        その中には先日のカブフェス「音」でも共演した、劇団まんまるのトニーさん&ですやん。+受講生としてではなく見学者としてですが、ヒロカさん。マエカブがとってもお世話になっている、Unit out玉井さんの姿もありました。
        さらには去年、平塚先生の講座(3日間で短編劇)を一緒に受講していた、みうちゃん、ゆうさんも!
        そしてそして今回の演劇大学で一番の大所帯だったこの講座のスタッフをしてくれたのは、すまいるカラーのちかちゃん。大変だったね。お疲れ様でした&ありがとうございました!

         

        講座中、講師の土田さんが一番よく口にしていたと思われる言葉は「芝居は全て呼吸で作られている」ということでした。


        実際、講座の一番最初は「ビックリして息を吸う」→「安心して息を吐く」という動作を繰り返し行いました。

         

        単純に思えるでしょ。なんだそれくらいって思うでしょ。しかしこれが実は難しい!

         

        家で1人でいるときにやっても「なにが難しいの?」という感じなのですが、人前で、人の注目を集めた状態だと、息を吸うことはできても吐くことができないんです。吐いてるつもりでも、全力で吐ききることが難しい。つまり、緊張状態が残ってしまうのです。

         

        それが何故良くないかというと、舞台の上に立つ役者が緊張状態にあると、観ている人もその呼吸に合わせて緊張状態が続いてしまうんです。この状態で、例えばなにか面白いことを言っても、そりゃウケませんよね。

         

        余談ですが、私昔から管楽器(フルート)をやってまして、奏法の一つとして「循環呼吸」っていうのがあるんですね。呼吸の間も絶え間なく口から空気を吐き出すことによって息継ぎの無音時間をなくす演奏技法です(Wikipediaより)。で、それを得意とする某演奏家が、自分の舞台で数分間に渡って一切息継ぎをせず演奏を披露したんです。自分的にはやりきったつもりだったのに、でも観客の反応はイマイチ。後からその理由を聞いてみると、「演奏の技術は素晴らしかったけど、演奏者が息を吐いたり吸ったりしていないと、こっち(観客)も呼吸が出来なくてしんどかった」と言われたとか。

         

        土田さんの話を聞きながら、あ、このエピソードと一緒やん。って思いました。以上、余談でした。

         

        講座の内容について1から10まで説明しているとめっちゃ長くなるので(なんせ3日間分あるので)割愛しますが、脚本は楽譜と一緒だ、みたいなこともおっしゃっていました。ここで息を吸い(緊張)、ここで息を吐く(緩和)。脚本にはいちいちそんな指示書かれていませんが、呼吸の流れを意識(でも意識しすぎると緊張してしまうという)しましょう、ということを、今回の講座の(大雑把な)総括とさせていただきます。おしまい。

         

        ところで昨年の私の演劇大学ブログ(http://kabu.maekabu.main.jp/?eid=1060)を見ると、「もう来年は行かない!」と思っちゃったりしてたみたいですね。


        それくらい去年は本当に辛かったのですが、にも関わらずその時やった「音」をカブフェスで自らやりたがったり、今年も何事もなかったように演劇大学に参加してるし、その時のメンバーも結構集結してるし。


        実を言うと一年目、大方斐紗子先生の朗読講座を受けたときも白目剥くほど辛かったのですが、今回の土田俳優コース受講中に、大方先生から教わったことが基礎となっている部分を褒めてもらえたりして「あ、繋がってる!」と感じました。白目剥いたり知恵熱出したりしながらでも3年間通ってみてよかったー!!

         

        冒頭の通り坂出市での演劇大学はこれにて終了ですが、近いうちに近いところでまた開催される噂もありますし、場所を問わなければいろんなところで開催されていますし、また機会があれば是非参加してみたいと思っています。

         

        最後に、俳優コースのみんなで撮った写真だよ!

         

         

        おつかれさまでしたー!

         


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