怒涛のひと月が過ぎ去り、少しホッと一息。
しかし、火曜日からは本公演の練習が始まり、再び怒涛の練習スケジュール。
不安でもありますが、楽しみで仕方ない。
株式劇団マエカブの総力戦ですので、どこまで上げていけれるか・・・。
ちゃっぴーこと三嶋孝弥です。
今回は鬼役なので角が生えてますよー
先日はヨコクラうどん公演にお越しくださりありがとうございます。
日程が合わず、お会いできなかった方達もいつも応援してくださってありがとうございます。
今回の企画・・・
実は本来は参加する予定ではなかったんです。
3月末まで別の公演の本番があり、スケジュール的にも難しいのかなぁ、と思ってました。
本来は『東京凱旋公演』だけの予定で、他に企画があれば出してください、と連絡がまわってました。
前座的な短いものでいいのであれば・・・と思い『10分程度のダンスがしたい』と制作のはっちんこと宮本はるかに連絡したら、直ぐに電話がかかってきて
『今、丁度はるぅさんと話をしてるから、よかったらそのことについて話をしない?』
と連絡があり向かいました。
そこで新人公演の話が出ました。
その頃、新人の子達との絡みが全くなかったので、ひと月で完成までこぎつけるのか?という不安だらけでしたが、出演させてもらえることとなりました。
振り返れば怒涛のひと月でした。
特にサル役のシンカブの谷口くんには時間がない中、大変な迷惑をかけました。
何度も何度も練習に付き合ってもらい、何度も何度も対話を続けました。
そのおかけで私と彼の良さを最大限に活かしたシーンができたと思っています。
持ち上げて回したり、驚かせたり、後ろでかっこよくポーズを決めてみたり・・・なんて先輩だ。
彼とのシーンが3分の2をしめてたので、どうしてもサルのことが印象に残ってますね。
彼の良さはちゃんと会話をしようとしてくれるとこですかね。自分で練り上げたものがあるはずなのに、それに固執せずに自然な流れに変えてくれるのでやりやすかったです。練習の度に変わっていく彼の姿を見て勝手に焦ってたのは秘密です。
密かにライバル意識をもって対抗してました。だから、現状に満足せずに最後の最後まで上がっていけたんだと思います。
今回は両演目の振付もさせてもらいました。
ラクカラーチャは形があったので整理と精度を上げることを重視していました。
そして、キリギリス?にも少し踊ってもらうように仕掛けました。
音がリベラルタンゴで優雅な感じだったので、それにアレの怪しさを混ぜてみました。
みんなの身体能力が高いので、少しハードな振付にしてみました。
まぁ、次の稽古の時にはものにしてて、本当に多少の修正だけでしたが。
RINちゃんの力強さ、はっちんの優雅さ、福家氏の情けない感じ。
楽しそうに踊る彼らを見るのは、振付家としての楽しみを存分に感じさせてもらいました。
本番直前に振付を変更しても対応してくる彼らに感服しました。
さすが、東京凱旋公演組!
鬼退治組のダンスは当初は予定になかったです。
そんな中、演出のはるぅさんから『変身シーン、踊ってみない?』という話をもらい、快く了承しました。
了承したはいいが・・・あれ?ダンスの中で変身するって、なんや!?
しばらくは苦しみが続きましたが、もう、説明するのを放棄しました。
抽象的にポップに仕上げたら、なんとなく、わかるやろ!!
スタートはそんな気持ちでした。
変身する時に舞台上に鬼は片一方だけしか出てはいけないルールを完全無視!逆にここでしか二人が舞台上に一緒に存在するシーンはないんやから、感動的になるやろ!!
と・・・。
苦しみ抜いた末に半分ヤケになって流れを作って踊ってみました。
ほんなら、なんか、綺麗にまとまった??
ダンス後半のアルプス一万尺の振付ははっちんが考えてくれました。何気にすげーお気に入りです。今まで出会わなかった鬼がふたり、ここで初めて出会うわけです。楽しそうに踊ってるわけです。なんか、感動!
そんななか、桃太郎一行には大きな迷惑をかけました。
なんとて、リアクションを大きく、なおかつ音のきっかけには必ず反応する。
自由なようで不自由な、ダンスなのかなんなのかよくわからん状態をお願いする有様。
私が動きを直している時に四人が固まってこっちを不安そうな目で見ている様子は『あ、鬼ってこんな感じか』と妙に納得したのを覚えています。
桃太郎一行は最後まで悩み苦しんでくれていました。そこまで考えてくれているだけでありがたいし、本番で今までの全てが繋がって会場全体を巻き込めた感動は忘れられないです。
ありがとう。本当にありがとう。
シンカブ公演、ということで
本来ならもっとみんなに気をかけてあげなきゃいけなかったはずなんですが・・・まったくできなかったです。
演出家のはるぅさん、脚本&演出補佐のがみやん、語り手の豆さん、鬼のはっちん。
その他のみんながうまくまとめてくれてたおかげで、私は自分に存分に向き合えました。
ごめんなさい。ありがとう。
音に対する注文もうるさくいったし、照明も本番後に進言したりと
まぁ、なんというか、余裕なかった分、いろんな人に迷惑かけたなぁと猛省です。
でも、本当にいろんな発見があり、初心に戻ることができました。
本番前の通しでセリフが全部飛んで頭が真っ白になった恐怖はしばらく忘れません。
東京凱旋公演組を見て面白さと悔しさを感じたことも。
シンカブの子達がどんどんといろんなものを吸収するのを見て、負けられんと密かに対抗したことも。
いろんな思いが駆け巡ります。
今回もお客さんに助けられました。
いつも楽しんでくれてありがとうございます。
みなさんあってのマエカブです、マジで。
さぁ!次は6月です!!
私の持てる力を全て放出して完成を目指して駆け上がります!
本番日に皆さんとお会いできて初めて完成します。
必ずいい作品に仕上げますので今後も応援を宜しくお願いしますー。
長くなりましたが・・・
ちゃっぴーこと三嶋孝弥でした。
貴重な鬼の2人のシーン
ちゃんと存在してたら、きっと、こんな感じ