衣装裏話

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    株式劇団マエカブ5周年記念公演「傾奇者のパレード」にご来場いただきました皆様、誠にありがとうございます。
    衣装担当のおがさまみです。
    今回の衣装の裏側について、少しお話しできればと思います。

    今回の衣装でこだわったのは『色』。
    それぞれイメージカラーがあります。

    まずは一番の“傾奇者”である前田慶次!

    オシャレでありながら、派手さも必要・・・ということでこの白×赤×黄×紫のカラーリングになりました。
    インナーの上下は片身替り。
    ちょうど慶次が活躍した時代に好んで用いられた意匠です。
    小袖は180cmオーバーの三嶋さんに合わせて作りましたが、翻したときにもっとなびくくらいのボリュームをつけたかった・・・というのが私の反省です。

    そしてヒロイン、般若の女。

    最初に衣装案ができたのは実はこのヒロインで、このヒロインのカラーリングを黄×紫にしたことから、慶次のカラーリングも黄×紫になりました。
    実は夫婦というのがわかったときに、「ああ、なるほどね!」と思ってもらえるような共通点を持たせたかったんです。
    ちなみに慶次と般若の女の帯は、同じ素材でできているんですよ。
    少しばかり衣装の形が大陸風なのは一夢庵風流記(隆慶一郎著)に出てくるヒロイン伽姫をイメージしているからだったりするのはここだけの話・・・
    そして本番を迎えるまでに一度はがみやんが破るんじゃないかとヒヤヒヤしていたスカートは全円型。
    あの分量、素材のスカートを破らずに公演を終えてくれたがみやんには感服です。

    次は伊達男、伊達政宗。

    『伊達男』の名に相応しいように、おしゃれさを追及しました。
    史実の伊達政宗の鎧兜が黒ベースに青が差し色になっていることから、カラーリングは青と黒ベースに。
    本劇団の殺陣師・仁後さんの動きを華麗に引き立たせられるように、上着と腰巻きは翻る分量を考えてデザインしました。

    そして愛を背負った直江兼続。

    実は最初、こんなデザイン案だったんです。
    でも「襟が立ってる方が武将っぽいよな…」という考えが頭を過り、ライダースコートに。
    直江兼続の印象的な「愛」の兜から、背中に大きく愛の文字をあしらったのですが、これはカットワークで作ってあるんですよ。
    細かいミシンの動きに苦労しました・・・

    最後は上杉景勝。

    今回の衣装の中で、一番悩んだ衣装でした。
    「山地さんならやっぱり赤が似合うわ〜」などと安直に考えていたのがよくなかったのです・・・
    ポスター撮影時点で衣装を着た山地さんを見て、誰もが「(真田幸村だ・・・)」と思いました(笑)
    だって、茶髪に赤陣羽織なんですもの。
    しかしそうは言っていられないので、それから衣装の小川さんからアドバイスをもらったり、他の団員から意見を聞いたりしてあの姿に落ち着きました。

    他にも衣装についてのこだわりはたくさんあるのですが、それはまた別の機会に・・・
    以上、衣装のおがさでした。

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